虚ろなる十月の夜に

虚ろなる十月の夜に (竹書房文庫)巻末の訳者あとがきにあるように「さて、諸君。ロジャー・ゼラズニイである。」である。
ゼラズニイがまだ生きていたのか!と思ったが、そうではなく本書は未訳だった遺作を初めて翻訳し、日本で出版したもののようだ。
SF界のメジャーな賞を何度も受賞したゼラズニイが、遺作となる本書で選んだネタは、クトゥルーである。
これは読まないわけにはいかない。
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昆虫こわい

[カラー版]昆虫こわい (幻冬舎新書)「昆虫こわい」の「こわい」は、落語の「まんじゅうこわい」的な意味の「こわい」である。
本当は大好きだけど、「こわい」と言っておいて方が相手が寄ってくるかもしれない、という期待を込めた言い方なのだ。
昆虫バカの昆虫博士が、世界中で昆虫採集をしている様子が楽しげに語られている。
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IT/イット “それ”が見えたら、終わり。

IT イット“それ"が見えたら、終わり。なんで今頃?と思うキング初期大作の再映像化である。
一度TV版ミニシリーズとして映像化されており、これも面白かった。
映画版は、舞台が1980年代に変更されており、アメリカでは大ヒットしたようだ。
映像としてはよく出来ているのだが、私としてはTV版の方が好きだ。
映画版は、まだ少年編だけであり、私は、少年編を受けての大人編が好きだからかもしれない。
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ブレードランナー2049

Ost: Blade Runner 2049恐ろしく時間の空いた続編である。
当時のSF映画や小説に圧倒的な影響を与えたカルト映画「ブレードランナー」の続編が、今頃になって制作された。
私も当時、輸入モノのテープを買って、字幕なしで何回友人に観せたか分からない。
しかし、ストーリー的には、ディックの原作と大幅に異なるだけでなく、あまり面白いものではなかった。
その続編と言われても、あまり期待できない。
監督が「メッセージ」の監督なので、面白い解釈をしてくれるかもしれない、という淡い希望はあったが。
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暴走する脳科学

暴走する脳科学~哲学・倫理学からの批判的検討~ (光文社新書)fMRI等による脳内活動の計測機器の発展と、ディープラーニングなどのAI技術によって、脳科学は猛烈に進化している。
また、ゲノム解析終了後、次のフロンティアとして、各国は脳科学の研究に多くの予算を設定している。
このような現状で、本書は、脳科学について、哲学の立場から検討している。
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Amazon Web Services知っておきたい基礎知識

スペシャリストが解説する Amazon Web Services 知っておきたい基礎知識 IT Leaders選書いつの間にか多くのサービスを提供しているAmazon Web Servicesについて知るには良い本だと思う。
仮想マシンのレンタルサービスから始まったAWSも、クラウドサービスの進化に伴い仮想ディスクトップやシステム開発、IoTにまでサービスを拡張していたようだ。
この本では良い面しか説明していないが、実際に使ってみると色々と問題が発生するのは間違いない。
そのような課題を知るには、別の本にあたるべきなのだろう。
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アトミック・ブロンド

Ost: Atomic Blondeベルリンの壁崩壊直前の東西ドイツで、女スパイが暴れまわる。
とにかく強い!
しかし華麗に戦うのではなく、1発殴られたら2発殴り返す式の肉弾戦なので、彼女もボロボロになりながら戦う。
そして音楽がいい!
80年代のポップスが映像と見事にハマり、否応なく盛り上がる。
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本、映画、旅行、自転車、そしてユビキタスの日々。