雲取山登山

雲取山登山のテーマはテント泊。
新規の購入した60リットルのザックにテント、シュラフ、水などを詰め込むと、だいたい15キロくらいになる。
近頃のザックは良く出来ているので、背負ってみると、そんなに重い感じはしない。
しかし、15キロの重量は、確実に足に負担となり、予想以上に疲れてしまった。

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地元の駅を5時半ごろに出発して、西国分寺で友人と合流して、奥多摩に8時前には到着。
とても東京とは思えない場所である。
1時間弱ダラダラ待って、登山口の鴨川まで約30分。
とても暑い。
バス停の向いの川には、台風で流れた木で溢れていた。
あれを片付けるのは大変だろうなあ。

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登山道にも台風のせいで倒木が多く、木を避けながらの登山は、アスレチックのようだった。
小雨が降り始めたが、蒸し暑かったので、少しの雨は心地よい。
それに、買ったばかりのザックカバーを使う機会にもなった。

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雲取山山頂までのルートは、林の中のコースが多く、景色が単調である。

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その中を、重い荷物を背負って、淡々と歩く。
15キロの重さによって、徐々に疲労が溜まっていく。
目標の山頂を見ながら歩くと、なかなか近づかず、気が遠くなってしまうので、足下を見ながら、一歩一歩確実に歩く。
すると、気がついた時には山頂に到着している。
そんな感じ。

予定より少し遅れて、4時前には雲取山山頂下の山小屋に到着し、とりあえずビールを飲んだ後、テントを設営した。
2人がそれぞれソロテントを持って登って来たのは、ちょっと間抜けな気もするが、2人用テントがないので仕方ない。

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テントの設営後は、さっそく夕食である。
登山の食事は、オートキャンプのように凝れないのが残念である。
生ものの持ち歩きは難しいので、どうしてもレトルト食品が中心になってしまう。
私はチーズリゾット、スープ代わりの素ラーメンと紅茶にした。
友人は、アルファ米のご飯にレトルトのビーフシチューをかけたが、それでは足りず、もう一度アルファ米のご飯を作って、レトルトのカレーをかけて食べていた。
荷物の中で食料が重いのも無理はない。

暗くなってすることもないので、7時には寝ることにした。
雨こそ降らなかったが、風の音が恐ろしいくらいだった。
風が遠くの林を揺らす音が、だんだん近づいて来るのがよくわかる。
こんなスゴい風が直撃したら、テントなんてすぐに飛ばされてしまう!と思うのだが、実際には、ほとんどテントは揺れなかった。

朝5時に起きて、朝日を横目に朝食を食べ、7時前に出発。
重い荷物に疲れたので、2日目はひたすら下ることになった。
台風の傷跡が生々しい山道をひたすら下る。
15キロの重りで、身体のあちこちが痛くなって来る。
所々、川になってしまった林道を歩き、12時にゴール。
と言っても、特に何かあるわけでもなく、単に林道が終わり、バス停のある一般道に突き当たっただけである。

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バスの時間まで2時間もあるので、バス停の上にある民宿兼食堂でビールを飲んで、カレーを食べて、風呂に入って、ビールを飲んだ。
話好きの主人に、「次はどこに登るのですか」と聞かれたが、昼食中に夕食のメニューを聞かれるようなもので、まったく計画は浮かばなかった。

予想通り、次の日は激しく筋肉痛だった。

今回のタイムレコード
鴨沢出発09:15-七ツ岩小屋12:18-七ツ岩山13:35-雲取山避難小屋15:16(後は、鉛筆をなくしたため記録なし)

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