これだけ定期預金の金利が低いと、とても銀行にお金を預ける気にはならないのが人情である。
海外の銀行はもっと金利が良いと聞き、勉強してみる気になった。
この本は、ほとんどが1テーマ見開き2ページで説明されており、図解も多く分かり易い。
ちょっと楽天的過ぎる気もするが、最終的な判断は状況を見て、各個人が行うべきことなので、問題ないだろう。
基本的な知識として、外貨投資のひとつである外貨債券は、金利が上がると価格が下がることを覚えておかなければならないようだ。
また、債券の発行体が倒産することを「デフォルトリスク」と言うらしい。
IT系の人間からすると、「デフォルト」が「リスク」というのは、不思議な感じがする。
外貨預金は分かり易いのだが、外貨為替証拠金取引(FX)はわかりずらい。
証拠金を出せば、その数倍の外貨預金をしたように取引が出来る商品である。
そのため、成功すればリターンは大きいが、失敗した場合のそん出も大きい。
元金以上の支払いが発生する恐れもある。
ハイリスク・ハイリターンの投機的商品に思えるが、うまく使えば、手数料が外貨預金よりも安いので、お得な商品らしい。
FXでは、二つの通貨の金利差をスワップポイント(スワップ金利)と呼ぶ。
日本円のような低金利の通貨を売って、他の国の高金利の通貨を買えば、他国の通貨を保持している期間は、その金利差分を得ることが出来る。
為替差益とスワップポイントがFXの収益である。
FXに関しては、24時間取引が行われている関係もあって、自動化のしくみが整備されている。
株式購入でも指定した価格で購入する注文はある。
FXでは、いくらになったら購入し、その後、いくら以上またはいくら以下になったら販売する、など細かく設定出来るようだ。
まるで、コンピュータのプログラムのようで面白い。
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