SE/CTO/経営者のための戦略的IT経営

SE/CTO/経営者のための戦略的IT経営ITコーディネーターの研究会による提言集である。
そのため、内容的にはバラツキがあり、書き方も洗練されていない感じがする。
現場の生の声が盛り込まれており参考になる。

第1章「戦略的企業改革手法」のすすめ
「強いバランスシートを作る」ことを目標とする考え方が面白い。
私は実感としてわからないが、きっと正しいのだろう。

第2章 情報セキュリティマネジメントシステム

第3章 ITコーディネータ制度と中堅・中小企業におけるIT活用のポイント
部門毎のIT利用例が解説されており、理解し易い。

第4章 情報ソステム部門への効果的なISO9001の導入法
製品品質として、システム運用が取り上げられているのが意外だった。
ISO9001取得状況を、企業の成熟度判定の材料として利用する考え方は、実際使えると思った。

第5章 中堅・中小企業ウェブペーゾ現状と効果的活用

第6章 システム導入評価方法のビジュアル化
人間が行う作業は、準備があり、学習により急激に成果が上がり、やがて成長が鈍化し、成熟期に入る。
このような背景から、多くの現象は成果をグラフ化するとS字カーブを描く。
このグラフにより将来値の予測や異常値の発見が容易になる。

成熟度レベル
レベル1:場当たり的な管理レベル
レベル2:経験的な管理レバル
レベル3:規程化された管理レベル
レベル4:計測評価された管理レベル
レベル5:全般にわたり最適化されてレベル

バランススコアカードにおける現在の業績である「財務の視点」は、前期の「顧客の視点」が源泉であり、それの源泉は、その前期の「業務プロセスの視点」「学習と成長の視点」である。

第7章 電子申告とITCの役割

第8章 たかがERP、されど・・・
データは古いが、2001年度における中堅企業のERPのシェアは、住商情報「ProActive」が29.6%、OBIC「OBIC7」が17.3%である。

大企業向けのERPは、対象企業の年商は100億円以上で、使用するユーザ数が400~500名規模で、財務会計・管理会計・販売管理・購買管理・生産管理の5モジュールを入れて、およそ5億円から2桁億円というところ。
中堅企業向けERPは、年商数十億円から数百億円で、ユーザ数が100~300名規模、基幹5モジュールを入れて、数千万円から1桁億円というところ。

第9章 研究開発型ベンチャー企業の経営戦略とIT化

第10章 小規模企業のIT化への取り組み

第11章 中小警部業の情報化

第12章 「ERPの光と影」
「グローバルスタンダードなエクセレントモデルは、システムの一貫性をもたらすものと期待される。しかし、逆に、各拠点の特異性、自主性、きめ細かな対応を奪い去ることが、これまでの馴染み客の信頼性を失い、ひいては顧客を失うことに繋がらない保証はない。」

[amazonjs asin=”4877830804″ locale=”JP” title=”SE/CTO/経営者のための戦略的IT経営”]

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。