次の仕事で原価管理の支援をするのだが、現在の課題として、人員不足があるのはわかっている。
そうすると、いかに仕事を減らしてあげられるかがポイントになるに違いない。
そのためには、日本のお家芸「カイゼン」だろう。
コンサルタントというヤクザな商売をしていると、すぐに改革を提案してしまう。
それも組織変更や規程の変更など、大胆な施策に走りがちである。
「改善」は、その対局にある。
お金をかけずに、出来るところから、すぐに実行するのがポイントである。
失敗しても、もともとお金がかかっているわけではないので損はないし、さっさと違う方法を試せば良い。
スピードと小回りの良さが、改善の強みなのだ。
この本では、涙ぐましいくらい細かい改善の例が紹介されている。
受話器の受け皿に薄いスポンジを貼って、受話器を置く時の不快な音を防ぐなどなど。
こういった細かい改善の積み上げが、きっと日本製品の品質を作っているのだろう。
改善のために、役に立ちそうなフレームワークを引用する。
着想のキーワード
「こんな言葉を発していませんか」
・イチイチ、そのつど
・くどくど、何度も
・イライラ、ハラハラ
・ウロウロ、キョロキョロ
・やりにくい、掴みにくい
・見にくい、わかりにくい
・見落とし、チェック漏れ
・○○サンしかデキナイ
・○○サンしかワカラナイ
それを解消するには
・定型化、標準化
・簡素化、簡略化
・整流化、簡易化
・容易化、簡素化
・一覧化、リスト化
・共有化、共通化
・定量化、表示化
着想の優先順位
1.やめる
2.へらす
3.カエル
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