サラリーマン「再起動」マニュアル

サラリーマン「再起動」マニュアルいつもながら、大前健一の提示するビジョンには驚かされる。
この本では、新しい経済=見えない大陸の出現を前にして、サラリーマンがどう変わるべきか、その方向性が示されている。

興味深い考え方や事例が随所に紹介されている。

出来る人の共通点
1.人生はリスクをとるものと達観しているのは、
2.人が見ていようがいまいが、給料が上がろうが上がるまいが、自分のやりたいことをやる。
3.常にハングリーで、強い欲望や願望がある。

自分がやらなければ、と思える「ヒーロースポット」が数多くないと、人は自ら動かず、企業は硬直する。

基本的には、今までの著書で語っていた主張と変わりはない。
しかし、現在の問題を巧みに組み込むことで、説得力が増している。

欧米、中国、日本を取りまとめるのは三ケ国語を自由に操れる台湾の企業だ、というのは驚きである。
何も欲しいものがなく、最悪コンビニ弁当で生きられると考える「物欲喪失世代」は、産業面からは驚異だろう。
しかし、これも新しい思想なのかもしれない。
また、「死にまつわる産業」などのアイディアを惜しみなく提供して、面白い。

やはり、ITと財務、英語の3つは、最低でもおさえておかなければ、という気になって来る。
逆に言えば、それらのリテラシーさえあれば、チャンスは数十倍だということだ。

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