勝間和代による読書の勧めである。
しかし、読書の良さを勧めているだけではない。
Webとの棲み分けや、出版のマーケティングにまで話は及んでいる。
ほんの虫に近い私には、読書の重要性についての説明のインパクトは無かった。
それよりも、他の商品と比べた場合、書籍のマーケティングがいかに遅れているかの分析が面白かった。
「書く努力の5倍売る努力をする」作家というのも新鮮だ。
確かに、本は読まないと品質のわからない商品である。
品質を保証するために、作者名というブランドを浸透させる必要があるのも納得出来る。
何より、随所に著者お薦めの書籍が紹介されているので、また読みたい本が増えてしまった。
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