日暮らし

日暮らし(上) (講談社文庫)宮部みゆきの名作「ぼんくら」の続編である。
江戸の庶民の生活とミステリーが絶妙にマッチしている。
やはり、宮部みゆきの時代劇はいい!
残念なのは、先にラジオドラマを聞いていたので、オチを知っていたことだ。

ノンビリした八丁堀の親分と、無駄に美しい子供である甥っ子のコンビは顕在である。
人間レコーダーのおデコや、肝っ玉母さんのお徳さんなどのレギュラーメンバーに加え、前作では噂ばかりだった葵さんも登場する。
時代劇はこうあって欲しい、と思わせるキャラクター作りである。

宮部みゆきの時代劇は、視点が武家ではなく、商人なのが面白い。
だから、感覚的に現代人に近く、無理なく感情移入出来る。
そして、中心になるテーマは、そういう普通の人々の中に巣食う悪意である。
わかり易いだけに、怖い。

このシリーズをTV番組にして欲しいが、観たらイメージの違いにガッカリするんだろうな。

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