地球の静止する日

地球の静止する日―SF映画原作傑作選 (創元SF文庫)なぜか今更リメイクされた「地球の静止する日」の公開に合わせて発売された、SF映画の原作&ノベライズの短編集である。
セレクションが素晴らしい。
幻の「キルドーザー」が収録されている!

キルドーザー」とは、スタージョン原作の殺人ブルドーザーが、人間を殺しまくるというB級映画である。
不幸にして、私はまだ観ていない。
太古の機械生命体が、ブルドーザーに乗り移るという、なんとなくSF風の設定だった。
建設機械の操作方法の説明が詳細過ぎて、イメージしづらい部分もあるが、ブルドーザーとの死闘の場面では、その辺りが重要になって来る。
人を喰ったようなラストも含めて、よく出来たアクション小説である。

表題の「地球の静止する日」は、映画との共通点は、地球に訪れる宇宙人とロボットしかなかった。
今読むと、ラストのセリフだけの話しである。

ハインラインの月世界旅行の小説と映画撮影の記録は、古き良きSFの時代を彷彿させてくれる。

また、「ミミック」の原作を選ぶあたり、趣味が渋い。

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