大人のための偉人伝

大人のための偉人伝 (新潮選書)有名な偉人ばかりだが、随分イメージが違う。
偉人のネガティブな面も描かれていることが、大人向きなのかもしれない。

シュワイツァーはまあ、偉人らしい。
ヘレン・ケラーは、偉人としてより、人間の可能性として興味深い。
こんど、ちゃんと伝記を読んでみたくなった。

リンカーンは、すこぶる普通の人だったようだ。
悪妻に悩まされていたところが笑える。
結婚式に日に、どこに行くかきかれて、「多分地獄だ」と応えるのが笑える。

ガンジーは、どこまでも平凡な故に、インドを動かすことが出来た。
ナイチンゲールは、実は看護婦として活動していた期間は短く、政治的な手腕が凄かったようだ。
エジソンは、愚直に作業をこなすことで結果的に天才と呼ばれるようになった。
カーネギーは、巨万の富を築き上げた投資家としての能力で、人生の半生を自らの富の寄付に邁進した。
借金癖のある野心家野口英世や、農業よりも金融に強かった二宮尊徳など、一般のイメージと違う偉人の一面を知るのは興味深い。
しかし、生きる上での参考にはしづらいなあ。

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