ジェネラル・ルージュの凱旋

ジェネラル・ルージュの凱旋(上) (宝島社文庫)田口・白鳥コンビの医療ミステリーシリーズも3作目。
今度は戦争だ!という勢いがある。
何といっても、ジェネラル(将軍)がカッコいい。

ジェネラル・ルージュこと救急センター部長の速水が、特定業者と癒着しているという告発文が、リスクマネジメント委員長を押し付けられて田口のところに届けられる。
毎度のことながら、大奥と宮廷政治を混合したような東城大学付属病院は大騒ぎになる。
しぶしぶ調査を始める田口に、田口を目の敵にする倫理委員会が絡み、ミスドミノ倒し・姫宮がスパイとして潜入し、ロジカルモンスター白鳥が登場する。

やはり、上手い。
お陰で寝不足になってしまった。

ジェネラル・ルージュ速水がカッコいい。
若い頃、緊急事態に独断で病院全体の指揮を執ったことから「将軍」と呼ばれている。
クライマックスでは、再度病院が緊急事態に襲われ、将軍が活躍する。
去り際まで美しく、どこまでのカッコいい。
今時、これだけ素直にカッコいいキャラクターも珍しい。

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