がんばらない生き方

がんばらない生き方先の見えない現代、リストラされるにしても、自分の責任よりも企業の業績が原因なことが普通である。
だから頑張り過ぎても仕方ない。
「先が見えない」ことを楽しもう。

とても共感出来る考え方である。
今日の仕事を無事終えたら、その後のビールを飲むのが無上の楽しみといった心境で、日々呑気に過ごしてみてはいかがでしょうか。
というのが本書の提案である。

「江戸っ子は宵越しの銭は持たぬ」という勢いで。
「明日が平穏無事でなくなっても、その時はその時のことだ」との覚悟をもって、「今日」という人生を謳歌する。

私も、先進国になって、豊かになった国ほど、明日のことを不安に思っている気がする。
貧しい国の子供の方が、楽しそうに笑っているような気がする。

働きアリの8割は、実はナマケモノだというのも面白い。
働き者だけを集めても、その中の8割はナマケモノになってしまうようだ。
それくらいのバッファがないと、非常事態に対応出来ないのかもしれない。

現代日本の不幸は、「仕事」と「人生」を同一視し過ぎることだ、という観点も面白い。
「仕事」に価値を持たせたのは農耕社会以降だし、自己実現の対象としたのも近代以降に過ぎない。
もっと適当に働き、「道楽」に価値を見いだす社会は面白そうだ。

基本的な視点は面白い。
しかし、子育てや介護など色々なテーマを語っているため、散漫になっている気がする。
悪く言えば、お爺さんの世間話のような感じになっている。

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