オブジェクト指向でなぜつくるのか

オブジェクト指向でなぜつくるのか―知っておきたいプログラミング、UML、設計の基礎知識―iPhoneのSDKで遊んでいると、何故こんなところでインターフェースを定義しなければならないのか、と疑問に思うことがある。
言語は慣れてしまえば使えると思うのだが、納得がいかないと、やはり気持ちが悪い。
多分オブジェクト指向が理解出来ていないからだと考え、今更ながら勉強してみることにした。

この本を読んで、オブジェクト指向についてのモヤモヤが、かなりスッキリした。
オブジェクト指向は、プログラムのテクニックと物事を理解する考え方の2通りがあって、世間では混在して使われてるのが混乱の元らしい。

プログラム技術としてのオブジェクト指向は、グローバル変数などの、いままでのプログラムの問題を解消するように進化したものである。
クラスからインスタンスを生成するのも、管理する対象が増える度に変数を入れる配列の見直しをしなくて済むと言われると、納得出来る。

オブジェクト指向とセットで語られるUMLも、実は様々な図式表現の集大成で、オブジェクト指向と関係のない図も含まれている。
そういう目で見ると、別に難しくもない。

色々とスッキリする良書である。

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