幽霊が見える赤い片目を持つ八雲が活躍する、心霊ミステリーシリーズの5巻である。
八雲シリーズ文庫版の5巻が発売された。
ハードカバーで4巻まで読んでいたので、やっと文庫版に合流出来る。
八雲シリーズは、数年前に4巻までは図書館で借りて読んでいた。
このシリーズは、マンガのような読み易さと、女性ファンが付きそうな配役である。
面白くないわけではないが、重いハードカバーで読むほどでもないので、文庫版の発売を待つことにした。
このたび、目出たく読んでいない巻が文庫版で発売されたので、今後は文庫で読めることになった。
4巻では、八雲と後藤刑事の2人が前半で失踪・誘拐されてしまうので、脇役達による捜査がメインストーリーになっている。
驚くべき設定やトリックがあるわけではないが、八雲と母親の過去の秘密が明らかになり、シリーズ全体のターニングポイントになりそうな話だった。
キャラクター小説であり、ちょっと泣かせるネタが散りばめられている、まあまあ良質なヤングアダルト小説である。
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