パッとわかる簿記の本

パッとわかる簿記の本若い女の子が対象なのだろうか、簿記の入門書は、分かり易さを前面に出した本が多い。
この本も例外ではなく、文字は少なく、マンガ中心である。
読み易くて良いのだが、マンガのストーリーが気になってしまう。

会計システムのテストを担当することになってしまった。
流石に会計の素人ではないが、視点が管理会計寄りなので、経理担当が日常行っている事務処理は、漠然としか理解していないところがある。
こういう時は、いつも通り、その分野の入門書を数冊斜め読みする。
その中でも、この本はなかなか面白かった。

本書は半分くらいはマンガである。
経理課に配属された新人OLの久保木ツヨさんが、課長の仕訳シロウに怒られながら、先輩の勘定カモクのサポートもあって、無事決算を迎えるまでのストーリーである。
簿記の基本をちゃんと解説しているのだが、そんなことより、久保木ツヨと勘定カモクが結ばれるのかが気になってしまう。

1年間使用しなかった消耗品は、消耗品費から消耗品という資産の勘定科目に振り替えて、次期に繰り越す。
細かいところで、なるほど!と感心することも多かった。

長年の知恵の結晶だとは思うが、パソコンの利用が当たり前の現代では、転記はあまり必要ないと思うのだが・・・

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