「クラウドビジネス」入門

「クラウド・ビジネス」入門 -世界を変える情報革命IT業界は猫も杓子もクラウドという状況である。
またもベンダーによるバズワードかと思えるが、こと個人ユースに限ればクラウドは当たり前の状況になっている。
ブログやGmail、ツィッターなど日常で利用しているサービスは、クラウド以外の何ものでもない。
この本は、少し古いが、ビジネスとしてのクラウドについて、分り易く、体系的に解説している。

様々な技術とサービスの組み合わせであるクラウドを、最初のページにある「クラウド・コンピューティングの俯瞰図」で、うまく表現していると思う。

第1章でクラウドの事例を紹介し、第2章でクラウドの市場性、第3章でクラウド市場を巡るITベンダーの戦い、第4章で未来のクラウドについて解説している。
2009年3月に出版された本書の中で描かれる未来は、2010年4月現在では、既に実現され、予想を裏切っているところもある。
それだけ成長の早い世界である。

経済産業省は、2008年より中小企業の「SaaS活用基盤整備事業」を実施し、財務会計などのバックオフィス業務から電子納税電子申請までを一括して行えるワンストップSaaS活用型サービスを官民連携で構築・普及を実施しているらしい。

ちなみに、経済産業省の「IT経営」とは以下のような経営スタイルである(自分のためのメモ)。

業務プロセスの再構築にITを活用した顧客満足度や生産性の向上
取引先・顧客情報などを利用した営業・マーケティングの改革、新製品や新サービスの開発
ネットワークインフラ整備による社内、遠隔地、モバイル環境でのコミュニケーションの充実
ノウハウの蓄積・共有による人材の強化、ビジネスの付加価値の向上
業務プロセス全体の可視化によるマネジメントの高度化
ITの活用による新たなビジネスモデルの構築
その他、ITの活用による企業競争力強化など

作者の提唱するクラウドサービスのチェックポイントは以下の通り。

クラウドサービス事業者は適切にコンプライアンス(法令遵守)に取り組んでいるか
サービスの安全性と信頼性は確保されているか
サービスのセキュリティは確保されているか
事業者の信頼性は確かなものか
サービスと提供事業者の実績はあるか
ネットワークの信頼性は確保されているか

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