沖縄まで輪行する

友人が沖縄で仕事をしており、遊びにおいでよ、と言うので素直に訪問する事にした。
ただ行くのも芸がないので、自転車を持ち込み、初夏の沖縄を走り回る計画である。

沖縄の広さと暑さを軽く見ていた。
そして、梅雨が明けても雨は降るのだ。
初めての飛行機を使った輪行である。
ネットで色々調べてみると、段ボールでちゃんとカバーしないとフレームが傷つくという意見も多かった。
しかし、段ボールで包んでも、沖縄に行ってから段ボールを持ち歩けないので、普通に輪行袋に入れて、日本の交通機関の繊細さを信じることにした。

羽田からのフライト時間は一番安い昼ごろなのだが、輪行袋を担いでラッシュに巻き込まれるのは嫌なので、6時前には家を出た。
地元の駅では急行待ちの準急に乗ったので、いいポジションを確保出来た。
池袋からも、池袋発の品川方面に乗ったので、邪魔にならない先頭車に輪行袋を置けた。

羽田空港では、ANAのカウンターでスムーズに輪行袋を預かって貰えた。
破損時に文句を言わないことを約束する書類にサインするだけである。
後は離陸まで3時間待つだけである。

那覇空港に到着し、手荷物のコンベアで待っていたが、いつまで経っても私の輪行袋が流れて来ない。
不思議に思っていると、放送が入り、出口付近で待っていた係員のところに輪行袋を取りに行くことになった。
何となく特別扱いなような感じで、気分がいい。
輪行袋からMR4を出してみると、どこにも問題はなかった。
もともとボディに傷が多いので、多少増えても分からない。

そして、宿に向かう。
友人が泊まっている宿は、那覇空港から40キロほどの所にある。
無理な距離ではないが、梅雨明け後の沖縄は、とても暑い。
本土は梅雨に入ったばかりで、身体が暑さに慣れていないのも辛い。

ポータブルGPSで方向を確認し、iPhoneの地図で道路をチェックしながら恩納村の宿に向かった。
面白そうな道を見つけると、幹線道路から外れて走ってみるのだが、広大な米軍基地に阻まれて、来た道を戻ることが何度かあった。
それなりに起伏もあり、なかなか疲れる。

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夕方には宿に到着した。
友人が沖縄の常宿にしているのは、素泊まりで一泊3,000円の長期滞在者用の宿泊施設である。
部屋は広く、各部屋にトイレ、バスタブ、洗濯機まである。
部屋からは海が見えるし、宿の前の海は、ほぼプライベートビーチである。
クーラーは有料だが、一度も使わなかった。
70過ぎのオヤジさんと奥さんの二人で経営している。
あまり人が来ても困るので、と看板も出していない。
おかげで、探すのに苦労した。

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仕事から帰って来た友人たちと合流し、近所のスーパーに生活物資の買出し行った。

夕食は宿のオヤジさんのサービスで、魚のバーベキューになった。
宿の前の海で、罠を仕掛けて魚を漁るのがオヤジさんの趣味のようだ。
一匹で男三人の夕食に十分な大きさの魚だった。

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