1作目はアメコミ原作の映画にしては面白かった。
２匹目のドジョウにアタリは少ないが、本作は面白かった。
派手さとバカバカしさは健在である。

武器商人の社長が、テロリストに誘拐され、アジトで作ったパワードスーツで正義の味方として活躍する。
それが、アイアンマンである。

アイアンマンの凄いところは、正体を全く隠さないところである。
２作目でもイベント会場でアイアンマンで着陸し、パワードスーツを外すと、中からビジネススーツの社長が登場する。
その周りではアイアンマンをイメージしたダンサーが踊っている。
ド派手な演出である。
とにかく自己顕示欲が強い。

今回は、装置の影響で不治の病にかかってしまい、多少捨て鉢になってしまうが、それでも明るく、無茶なとことは変わらない。
政府の公聴会に呼ばれて、兵器であるアイアンマンを政府に提出するように言われても、「平和は民営化されたのだ」と言い放ってしまう。
その自信は、爽快である。

はじめは誰だかわからなかったが、敵は恐ろしく体型の変わったミッキー・ロークである。
主人公の社長と同じで、物理学者のくせにやたら強い。

今回初登場の謎の女秘書がカッコいい。
カンフーとも違う見事な体術が素晴らしい。
本当に強そうな女性キャラは好きだ。
今後も活躍して欲しい。

とてもアメリカ的で、脳天気なヒーロー映画だった。

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