貯める、コントロールする、増やす、使う、稼ぐという多面的な観点でお金との付き合い方を解説している。
それぞれに納得出来る部分も多く、特に筆者の本業である不動産投資には説得力がある。
以下、タメになるところの抜き書き。
不動産については、ドライに「所有すること」と「利用すること」を切り離して考える。
高く売るためには、物件選びよりも街選びを優先させなければいけない。
モノを安く買うには、バリューチェーンの上流で買うか、バリューチェーンにかかわっている人が少ないところで買うか、バリューチェーンの間を飛ばして買う。
そのためには、どのようなプロセスで、どのような人たちがかかわって自分の手に届けられているかを知ろうと興味をもってみる。
「自分でコントロールできる要素が多いものが投資」、「自分でコントロールできる要素が少ないものが投機」
現代流の長期投資の本質とは、自分が認めた価値と、市場が感じた価値の違いによる価格差が修正されるまで待ち、修正されたと思われるタイミングで利喰うということである。
無理してでも一流のサービスを経験しておく。今の立場に満足してしまったら、その人は永遠にそこから抜け出せない。
高級スーツを着る人は、徐々にスーツにふさわしい人間となり、ますます成功する。
私たちは働くことを通じて社会との接点を持ち、社会に必要とされていることを感じ、人生の充実感を覚える。
戦略的に自分の稼ぎ力を高めるためには、顧客を創造する技術、自分の発想や持っている資源を商品化する技術、そして、自分の労働時間に依存せず継続的に稼げる仕組みを作る技術を身につける必要がある。
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