ヴァンパイアアース

ヴァンパイア・アース ―〈狼〉の道― (ハヤカワ文庫SF)胸踊る設定だが、結局のところ西部劇だった。
アメリカ人の好きそうなファンタジーである。

人類は異星生命体に支配され、彼らの食料となり下がった。
「だが、この怖るべき敵とその配下の怪物たちに立ち向かう者がいた。
人間の持つ特殊能力を顕在化させた戦士の軍団ー <狼> <猫> <熊> たちが敢然と戦いを挑んだのだ!」
何とも胸踊る設定ではないか!

しかし、実際には、文明が後退し西部劇のようになった世界で、<狼>である主人公が、敵の攻撃を辛くもかわしながら成長する物語だった。
<狼>と言っても、通常の人間よりも五感が鋭く、身体能力が高い程度である。
エスパー軍団のようなものを期待していたので、残念である。

シリーズものらしいが、多分続きは読まない。

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