ディーン・クーンツのオッド・トーマス・シリーズ4作目。
このシリーズは、毎回ティストが変わるのだが、今回はハードボイルド&アクションと言うところ。
核兵器から街を救うために、オッド・トーマスが頑張る。
霊が視える青年オッド・トーマスを主人公にしたシリーズである。
SFホラーぽかった前作と違い、今回はアクション編である。
悪夢に悩まされていたオッドが、アメリカの街を密輸される核兵器から守るために、悪者たちと戦うのだ。
内省的で、ユーモアがあり、穏やかなのがトッドの魅力である。
いままでも仕方なく人を殺したことがあるが、今回は殺し過ぎだという感じがする。
核兵器の密輸を防ぐためとはいえ、ハリウッド映画並に敵を倒していく。
私の好きなオッドのキャラクターではない。
ユーモラスで、持って回った口調の語り口は、ハマるととても楽しいのだが、そうでないと冗長に感じてくる。
今回は、その感じが半々だった。
相棒がプレスリーからシナトラに変わったのが、理由ではないと思う。
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