桜宮サーガの一冊であり、それもかなり古い時代に属する。
知っているような登場人物が何人も出て来るのだが、なかなか思い出せないのが歯がゆい。
今回登場するのは天才心臓外科である。
それも、患者から莫大な治療費を踏んだくる、まさにブラック・ジャック!
まあ、読み進めていくうちに、そうでもないことが分かって来るのだが・・・。
モナコのカジノで商売をしていた彼は、心臓手術専門の病院設立のため日本に招聘される。
彼の活躍と破壊的な影響が、不本意ながら助手に任命された若手医師の目線で語られる。
海堂尊なので、当然面白い。
さて、これから戦いだ!というところで終わっているのが残念だ。
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