ソフロニア嬢、空賊の秘宝を探る

ソフロニア嬢、空賊の秘宝を探る (英国空中学園譚)惜しくも終了してしまった「アレクシア女史 英国パラソル奇譚」シリーズの作者による新シリーズである!
前のシリーズでは大人のファンタジーの楽しさを満喫させてくれたのだが、今度の登場人物はとても若い。
あまり期待していなかったのだが、ビックリするほど面白かった。
ゲイル・キャリがーは、とても才能があるのかもしれない。

舞台は、「英国パラソル奇譚」と同じ、人間と吸血鬼と狼男が共存するイギリスである。
お転婆では片付けられないほど活発なソフロニアは、母親の言いつけで花嫁修行学校に入学することになる。
ところが、学校へ向かう途中で空賊に襲われ、なんとか撃退するも、荷物をすべて失ったしまう。
やっと辿り着いた学校は、空中に浮いていた。

花嫁修業の学校ではなく、女スパイの養成学校だったのだ。
ハリー・ポッターの魔法学園のようだが、こちらの方がはるかにユーモラスである。
「まずは木の杭、帽子ピン、ヘアスティックの最善にしてもっとも致命的な使い方について説明しよう。そのあと時間があればクラバットの色と結び方で男性を正しく判断する方法に進む。いいかね、きみたち、このふたつはきみたちが思っている以上に深くかかわり合っているのだ」
生徒たちは、夜寝る前に、まつげパチパチを100回6セット練習しなければならない。
淑女であり、スパイであるためには、大変な努力が必要なのだ。

楽しい活劇と秘密、ユーモラスな会話が見事なバランスでブレンドされている。
今後が楽しみな作品だ。

ソフロニアはおどかされなかった。
「あたしがそんな話を怖がるとでも思う?
言っとくけど、あたしには姉が何人もいるの」

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