終物語 上

終物語 (上) (講談社BOX)まず、感想としては、「化物語」ではないな、と思った。
怪異も出てこないし。
「物語」シリーズも残すところ数巻なのに、いまさら阿良々木暦の過去に戻っている場合か、心配になって来る。

阿良々木暦と忍野扇は、存在しない教室に閉じ込められてしまった。
その部屋を脱出するには、阿良々木暦のクラスの封印された2年前の事件を解決しなければならない。
その事件の由来は、更に阿良々木暦の子供時代まで遡る。

前回の短篇集から、ある程度予想していたが、やはり話は阿良々木暦の中学時代にさかのぼった。
阿良々木暦は中学時代に変わった、という記述が散見されるようになったので、拾いに行くと思っていた。

しかし、残り2巻のはずなのに、新しいキャラを出している場合か?

忍野扇と羽川翼のバトルは、怖かった。
この話の後に、羽川が世界旅行の下見に出るというので、時系列がますます分からなくなった。

ちゃんと、最後に全ての伏線を拾ってくれるのだろうか?
それとも、新シリーズが始まるのだろうか?
そういった意味でも、目の離せないシリーズである。

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