3Dプリンターで世界はどう変わるのか

3Dプリンターで世界はどう変わるのか (宝島社新書)何でも出来る魔法の箱のようにマスコミに扱われている「3Dプリンター」。
その現状を解説している。

私も3Dプリンターにはとても興味がある。
工場を持たずとも、自宅でモノを作れて、うまくすれば販売も出来る。
確かに、次の「産業革命」のような夢がある。

しかし、当然のことながら課題もある。
まず、素材を選べない。
市販の3Dプリンターでは、数種類のプラスティックしか扱うことが出来ず、何でも作れるわけではない。
強度や耐久性を求めるモノには向かない。

次に、時間がかかる。
鋳型で挟む工場と違い、素材を積み上げていくので、時間がかかる。
そのため、大量生産には向かない。

また、単価が高くついてしまう。
一般に3Dプリンターメーカーの提供する素材しか使えないので、一品ごとの価格は高くなってしまう。
工場の大量生産のような低コストは望めない。

でも、決まった素材で対応出来るモノで、少量生産で、そこそこの価格を取れる製品ならば、一人で自宅で製造出来るということだ。
これから急速に3Dプリンターの技術は進み、低コスト、高機能になるのは間違いない。
21世紀初頭に始まった、この「産業革命」の波に、乗ってみない手はない。

[amazonjs asin=”4800215846″ locale=”JP” title=”3Dプリンターで世界はどう変わるのか (宝島社新書)”]

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です