このシリーズは、「こんな狭い分野を1冊の本にするのか!」と驚かされることがある。
しかし、それだけに説明の分量が多く、理解が進む。
左ページに説明、右ページに図解という構成は分かりやすくて良い。
行動経済学について、以下のテーマで解説している。
・自制心と心理会計
・認知と代表性
・利他性
・危険回避と期待効用理論
・損失回避とプロスペクト理論
・先延ばしと時間割引
どれも聞いたことのある理論だが、この本ではシンプルに読み易く記述されているので、知識の再確認にはちょうど良い。
人に説明出来る程度に記憶するためにも、手元に置いておきたい本だ。
「行動経済学」は、私が大学で心理学を専攻していた時の「実験社会心理学」にとても近いと思う。
fMRIなど技術の進歩により、面白い実験が出来るようになっているのが羨ましい。
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