Amzon、グーグル、Appleなどが実現し、新しいビジネスのスタイルとなったプラットフォーム戦略についての解説書である。
2010年の発行なので、いささか古い感じはあるが、基本については変わっていない。
プラットフォーム戦略とは「場」の提供である。
以下の条件がある。
・2つ以上のグループ
・他のグループを必要とする
・単独では得られない価値を提供する
・口コミの誘発などで新しい価値を創造する
プラットフォームには以下の機能がある。
・マッチング
・コスト削減
・ブランディング、集客
・口コミ
・三角プリズム(通常直接相互作用のないグループを結びつける)
この本の面白いところは、どのようにプラットフォーム戦略を構築するかだけでなく、プラットフォームの横暴にどう対処するかも解説されているところだ。
以下の対処方法が考えられる。
・オープンプラットフォームで対抗する
・他者と組んで交渉する
・プラットフォームの中にプラットフォームを作る
最初にリスクをとって参入したものが勝利をする法則が成り立たないのがプラットフォームらしい。
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