イコライザー

デンゼル・ワシントン演じる米国版必殺仕事人。
強い、強すぎる!
敵の方が可哀想になって来る。
アクション映画なのに映像がシックで美しい。

デンゼル・ワシントン演じる主人公は、ホームセンター働く初老の男である。
何事にもきっちりしていて、同僚のダイエットのコーチーもしている。
ただ不眠症なため、24時間営業のダイナーで夜中に読書をする生活だった。

そのダイナーで歌手を夢見るロシア人の少女と知り合う。
しかし、少女はロシアのマフィアに売春を強要されていた。
客を殴った少女は、マフィアのボスに袋叩きにされ入院する。
少女を解放してくれるようマフィアと交渉しに行った主人公だが、断られてスイッチが入ってしまう。
グラスなどの身近な道具を使って、数秒でマフィアを皆殺しにしてしまうのだ。

その夜、主人公は熟睡出来た。
そして、正義の処刑人として動き始める。

とにかく強い。
筋肉派俳優ではないが、日用品を使って、あっという間に敵を倒してしまう。
ホームセンター内でのゲリラ戦は、マフィア側が狩られているようにしか見えない。
タンカーを爆破したシーンは、さすがにやり過ぎだと思った。
爆破するならもっと離れていろ、と言いたくなる。

アクション映画なのにとても映像が美しかった。
夜中や雨の日の街が詩情豊かに撮影され、主人公の孤独を際立たせている。

こんな危険な男を野に放っては駄目だろ、と思わせる映画だった。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です