商品を売るな

商品を売るな コンテンツマーケティングで「見つけてもらう」仕組みをつくるマーケティングの新しいトレンドである「コンテンツ・マーケティング」についての解説書である。
押し付けられる情報が信用できない今日にあって、見つけてもらうマーケティングには説得力がある。
そして、この本はデザイン的にもセンスが良い。
図解やグラフのフォントや色使いがとても勉強になる。

「コンテンツ・マーケティング」とは、見つけてもらう仕組みをつくる手法である。
顧客は押し付けを信用しないので、「コンテンツ」で共感を得る方法でマーケティングを行う。
質の高いコンテンツを積み上げることで、オピニオン・リーダーになれる。

見つけてもらう「インバウンドマーケティング」は、以下の手順で実行する。
・情報提供で訪問者を増やす
・訪問した人を見込み顧客にする
・見込み顧客に商品・サービスを購入してもらう
・購入した人をリピーターに育てる
・改善点を分析する

効果が測定できる、コスト削減に繋がるという理由で、米国ではコンテンツ・マーケティングが流行しているようだ。

日本企業の先行事例として、次のような事例が紹介されている。
「メガネ通販」メガネをテーマにしたライフスタイル誌の発行。
「育児用品販売」育児用品のオピニオン・リーダーとして信用を得る。

米国では次のような事例がある。
「プール販売」自社商品以外も含めユーザの欲しい情報を公開
「ソーシャルメディア専門サイト」自身の活動を自由に告知できることで、著名な専門家を応援団にする。

「コンテンツ・マーケティング」を成功させるステップ
・ゴールの設定
・ペルソナ設計
・コンテンツ設計
・エデュトリアルカレンダー(公開カレンダー)作成と運用
・KPIの測定

コンテンツは関係を築く
関係は信用の上に作られる
信用は収益をもたらす
(コンテンツマーケター アンドリュー・デービス)

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