鏑木毅トレイルランニングトレーニングBOOK

鏑木 毅 トレイルランニングトレーニングBOOKトレイルランニングは技術的要素が強いスポーツだと思っている。
多様な路面状態や下りでのスポードアップなどに、様々なテクニックが有効である。
なので、トレイルランニングのノウハウ本があるとつい読んでしまう。
この本はトレーニングにフォーカスして、構成がうまく構造化されていて気持ちがいい。
こういう本は読んでいて楽しいし、試したくなる。

この本は以下のような目次になっている。
・速くなる走り方とは
・トレーニングを計画する
・トレラングッズの選び方、使い方
・練習場所をセレクトする
・路面に柔軟に対応できるフォームを作る
・トレイルに対応した走り方を鍛える
・レースに出場する

例えば「トレーニングを計画する」は、次のような構造化されており、冒頭で説明されている。
1.トレイニングの考え方を知る
2.トレーニング計画の立て方
3.鍛えるポイント
4.トレーニング場所

この本で得た教訓は以下の通り。

トレイルランニングなどのハードな練習やリースのあとの休養が重要。
ランナーの体力が参加するレースのレベルにもよるが、目安としては30kmのレースであれば1週間くらい、100km以上であれば3週間くらいのリカバリー期間が必要。

ハイカーを見つけたら、走るのをやめる。

コンパクトな走りで路面に柔軟に対応する。

急な斜面を歩く場合は、手を膝の上や太ももにそえて、腕の力を利用するのもトレイルランニングに欠かせないテクニックである。

上りの石段は蛇行すると筋肉の疲労を抑えられる。

下りでは、路面をしっかりと見極めながら、小さなステップで進むことが重要。

下りが苦手なランナーは上体が後傾していることが’多い。
その原因には恐怖心というメンタル面もある。
その場合は、トレイルの下りをゆっくり走ってみること以外に、ロードの坂道を速いスピードで走ってみることも有効。

木の根のある斜面を蛇行して下る時は、理想はダンスを踊るように下ること。
木の根は踏まない。

練習内容を記した練習日記をつけるとテーパリング(目標のレースに向けてコンデションを上げていくこと)に役立つ。

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