バーニング・ワイヤー

バーニング・ワイヤー 上 (文春文庫)事故で脊髄を損傷したため身体を動かせない元鑑識官が、ニューヨークの自室から事件を解決する「リンカーン・ライム」シリーズでの第9作ある。
今回の敵は「電気」。
あまりに日常的で、普段意識することもない「電気」が、いかに恐ろしいか、たっぷり味あわせてくれる。
そして、どんでん返しの職人ディーヴァーは、本作でも期待を裏切らなかった。

今回の敵は、電力網を自由に操って殺人を行う。
人間はほんの少しの電気で心臓を止めることが出来るし、強力な電圧は人を無残な焼死体に変える。
身の回りには電気を通すものが多く、何を触るのも怖くなってくる。

この本では珍しく他の犯罪者の追跡も並行して語られる。
最強のライバルである「ウォッチメーカー」がメキシコで姿を表し、その状況がライムに伝えられる。

ディーヴァーの小説の楽しみは、どんでん返しで騙されることであり、それ故、ネタバレになってしまうので何も語れないのが辛いところだ。
本作でも驚くような展開があり、きっと予想は外れる。
それに、出し惜しみなしの大サービスである。

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