太陽の黄金の林檎

太陽の黄金(きん)の林檎〔新装版〕 (ハヤカワ文庫SF)久しぶりのブラッドベリ。
高校の頃に良く読んでいたのだが、今読んでみると随分イメージが違った。
言葉の使い方が独特で、詩を読んでいるような感じである。
ハマれば楽しいのだろうが、イメージを浮かべるのにかなり労力が必要になる。

叙情派のSF作家として日本でも人気の高いブラッドベリである。
昔読んだ時には感じなかったが、言葉の選び方が特殊な作家であると思った。
状況こそSF的な作品が多いが、雰囲気は寓話やお伽話のようである。

この短編集は、短い話が多く収録されている。
それぞれの話で世界をイメージするのに、結構疲れてしまった。
考えてみたら、昔は長編ばかり読んでいたような気がする。
短編は、萩尾望都によるマンガの印象が強い。
ブラッドベリ+萩尾望都は最強の組み合わせだった。

この短編集には、以下の作品が収録されている。

霧笛
歩行者
四月の魔女
荒野
鉢の底の果物
目に見えぬ少年
空飛ぶ機械
人殺し
金の凧、銀の風
二度とみえない
ぬいとり
黒白対抗戦
サウンド・オブ・サンダー(雷のような音)
山のあなたに
発電所
夜の出来事
日と影
草地
ごみ屋
大火事
歓迎と別離
太陽の黄金の林檎

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