スキャナーに生きがいはない

スキャナーに生きがいはない 人類補完機構全短篇 (ハヤカワ文庫SF)コードウェイナー・スミスによる「人類補完機構」シリーズの短編集である。
コードウェイナー・スミスはあまり読んでいなかったので、今回のKindleセールで読んでみることにした。
残念ながら、この未来史シリーズは、私の趣味には合わなかった。
ちゃんと読まなかったせいか、結局、「人類補完機構」とは何か、分からずに終わってしまった。
そう言えば、むかし読んだ同シリーズの「ノーストリリア」も、よく分からなかった。

AmazonのKindleストアで、早川書房のSFが50%オフ・セールをやっていたので、気になる作品をまとめ買いした。
ただ、読みたいと思う作品は、ほとんど持っていた。
アルフレッド・ベスターやハックスリーのように、いまになって読んでも十分楽しめる作家もあるので、古典にも期待したのだが、興味があって、未読の古典はなかった。

本短編集には、以下の作品が収録されている。
・夢幻世界へ
 ロシア人科学者たちによる精神測定器の開発と、それが接続された先
・第81戦争
 競技となった戦争におけるエースパイロットの戦い
・マーク・エルフ
 人間狩猟機が徘徊する未来の地球に帰還したドイツ人女性の数奇な運命
・昼下がりの女王
・スキャナーに生きがいはない
・星の海に魂の帆をかけた女
・人びとは降った日
・青をこころに、1、2と数えよ
・大佐は無の極から帰った
・鼠と竜のゲーム
・燃える脳
・ガスタブルの惑星より
・スズダル中佐の犯罪と栄光
・黄金の船がーおお!おお!おお!

なかなか魅力的なタイトルが多いのだが、私に響くテーマがあまりなかった。
小説は所詮、個人の感性で好みが別れるので、これは仕方ない。

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