ゲーム・ウォーズ

ゲームウォーズ(上) (SB文庫)映画「レディ・プレイヤー・ワン」の原作である。
映画が面白かったので、原作がどれほどのものか確かめたくて、読んでみた。
しかし、こういう読み方は良くない。
結局、映画との違いを確認する間違い探しのようになってしまった。

基本的には、映画と同じはなしである。
映画と比べると、謎解きの過程の描写が細かく、スパイ小説の要素もある。
その分、展開が遅い気がしてしまう。
映画版のうまさを再認識した。
さすがはスピルバーグ!

映画版に比べて、80年代のゲームに触れている部分が多い。
ゲームには強くないので、この辺りはあまり共感できなかった。
そして、80年代の映画に関する部分が少ない。
映画版で一番好きな「シャイニング」のくだりが、全くない!

この作品は、趣味をそのまま小説にした、新しいエンターテイメントの形かもしれない。
次は、80年代のホラーをテーマにした作品を観てみたい。
まあ、ある意味「スクリーム」シリーズがそうかもしれないが。

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