GO WILD

GO WILD 野生の体を取り戻せ!  科学が教えるトレイルラン、低炭水化物食、マインドフルネス実は、人間は、人類バージョン1.0である。
石器時代から変わっていない。
現代の環境と石器時代から変わらない人間の身体とのギャップが、多くの病気や不幸を生んでいる。
ならば、野生の状態に戻ろうではないか!というのが本書の主張である。

まずは、「野生の食事」である。
現代の人間の食事は炭水化物が多い。
小麦や米を大量に生産する農業革命によって人類の文化が発達した。
しかし、雑食に進化した人類は、バラエティに富んだ食事が出来るようになった代わりに、食事にバラエティが必要になった。
著者の主張は、水に溶ける砂糖と穀物を避けることである。

次は「野生の動き」。
人間の脳は、動くことで形成された。
脳は、身体を動かすために進化したのだ。
動くことで、人間は脳を強化できる。
著者のお勧めは、トレランとクロスフィットである。
クロスフィットは、バラエティに富んだ動きを短時間で行う新しいスポーツである。
これには、ちょっと興味がある。

「野生の睡眠」では、深い眠りで調子が良くなると説明している。
そのためには、誰かと眠るのが良いらしい。
野生の生活では、集団で眠ことで、誰かが警戒を担当した。
現代の人間も、誰かの寝息を聞くと、安心して眠れるらしい。
人ではなくても、犬でも良いようだ。

その他にも、「マインドフルネス」や「バイオフィリア」などが扱われている。

人類は自然な環境のもとで進化を遂げ、今日の人間になった。そしてわたしたちは、ずっとその遺伝子によって今も生かされている。つまり、本来わたしたちは野性的に暮らすように設計されていて、飼い馴らされたような生活は、病気や不幸をもたらすのだ。

農業が人類に及ぼした影響があまりにも大きかったので、人間が小麦を飼い馴らしたというよりも、小麦が人間を飼い馴らしたのだ、と言う人もいるほどだ。

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