プロメア

トリガー制作のアニメは好きだけど、内容的には不安がある。
レイアウトや絵は最高なんだが、話についていけないことがある。
宣伝を見る限り「プロメア」もどうかと思っていた。
火消しの話って・・・
しかし、嬉しい方向に予想が外れた。
凄まじいアクション映画であるだけでなく、なかなか面白い設定のSFだった。

突然人体発火が発生するようになった未来。
主人公の所属するレスキュー部隊は、消防隊ではあるのだが、発火能力を持つテロリストに対抗する特殊な部隊だった。
まず、そのレスキューメカが無駄にカッコいい。
火を消すために放水するようなまどろっこしいことはしない。
直接氷をぶつけるのだ。
相手も、炎を生物のように操る。
この炎が重要な設定になっている。

単なる破壊目当てのテロリストだと思われていたが、実は市長が糸を引く陰謀がその背景にあった。

主人公は無駄に熱い馬鹿だが、凄まじいアクションがその性格に調度いい。
さらに、エスパー迫害の古典的設定に、パラレルワールドの衝突が加わり、アクロバティックな世界観を作り出している。

ネームバリューもなし、宣伝もあまりしていないので、あまり人は入っていないらしい。
しかし、いづれはカルト的名作となると思う。

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