起業の教科書

この本では起業について、著者の経験、経験者へのインタビュー、関連本の紹介という構成をとっている。
本の紹介がこれだけあるのは珍しいと思ったら、著者は本の紹介のベンチャーを起業した人だった。
起業するかどうかはともかく、また読みたい本が増えてしまった。

本書では、起業にまつわる様々な状況に合わせて、インタビューと本の紹介がある。
私としては、本の紹介の方に興味がある。

まず、「起業する理由」について語られている。
ここで紹介されているのは、「後世への最大遺物・デンマルク国の話」である。
この本では、人生において、何を遺すべきか考察しているらしい。

次に「会社にいる間にしておくべく4つのこと」だ。
私はすでに会社にいないのだが、関連本として紹介されている「働き方の教科書」には興味がある。
仕事は人生の3割に過ぎない。
だから、いい加減でも良い、というわけではなく、自由に、恐れずやっていこう、ということのようだ。

「起業のアイディアを手に入れる方法」では、「インサイドボックス」が気になる。
起業のアイディアは何ものにもとらわれず、自由な発想で考えよう、というのが一般的だ。
しかし、この本では、既存の常識や制約で考えることを推奨している。
既存の製品やサービスを新しいアイディアに発展させる方法が解説されているようだ。

「会社設立のポイント」では、「起業のファイナンス」である。
事業計画、資本政策、投資家との契約など、起業には必要だが、普段は考えることもない分野についての本である。

その他にも、チームのつくり方、商品開発と普及の方法についても説明している。

起業家の多くは自分が興味を持っていることにしか関心がなく、自分が関心を持っていることについて、「この分野に市場があるはずだ」と自己肯定したがる傾向が強いからです。要するに、マーケットインではなくプロダクトアウトで考えてしまいがちなのです。
一方、投資家の視点で見れば、リターンを最大化させるには一番伸びている市場に投資することが一番効率の良い方法です。彼らはさまざまな市場を俯瞰して、どの市場が一番伸びているかを常日頃から考えています。

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