フリー・ガイ

主人公の銀行員ガイは、映画の中の翻訳では「モブキャラ」だが、ゲーム世界で言うところのNPC(ノンプレイヤーキャラクター)である。
何でも出来るゲーム世界「フリー・シティ」で、人間のプレイヤー達が好きなだけ暴力や強盗を働いている中、突然自我に目覚めた彼は、「善い行い」をしてポイントを稼ぎ、人気者になっていく。

彼にとってゲーム世界は、自分の住む普通の世界であり、性格的に暴力的なことよりも他人のために行動したいので、ごく普通の行動である。
その彼が人気者になり、ゲームのアクセス数も上がり、ゲーム会社の社長も上機嫌だが、発売が計画されているシリーズの2作目が売れなくなりそうなので、彼を抹殺することにする。
このゲーム世界を開発するにあたり、若い二人の開発者ミリーとキーズから技術を奪い、訴えられている。
ミリーは、技術を奪った証拠を探してゲーム世界を探索している。
そのミリーをガイは理想の女性と想い、一緒に証拠を探すことになる。

<ここからはネタバレ!>
よく出来たラブストーリーだった。
初の自律的AIであるガイが、ミリーを理想の女性と思い込んだのは、キーズがミリーをイメージしてコードに想いを組み込んだからだった。
AIのコーディングがラブレターというのは良い。

ガイの親友の警備員などキャラも立っている。
敵のボスキャラである筋肉バカのデュードが仲間になるのも微笑ましい。

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