エクセプション


絵は好みではないが、なかなかSFしてる。
移民星を探す宇宙船で、乗務員はデータを元にプリントアウトされる。
ところが、中の一人のプリントアウトが失敗し、怪物となってしまう。
彼を殺処分するか、4人の乗務員で意見が割れるが、ひとりが怪物に殺される。

すぐに再プリントされるが、怪物が話せることが分かり、人間かどうかの判断が難しくなる。
怪物になってしまった乗務員を再プリントしたことで、状況は、またややこしくなる。

宇宙旅行では生身の人間を運ぶより、データを元に、必要な時だけ実体化した方が効率が良い。
ただ、そのように作られたモノの人間性とは何か、考えさせられる話だ。

てっきりアメリカ製のアニメだと思っていたら、実は日本で製作していた。
キャラクターデザインは天野喜孝で、音楽が坂本龍一と、なかなか気合が入っている。

なかなかのミステリーだった。
オチが分からなかった。
ネタバレをすると、次のような疑問が残った。
・彼はなぜ復活した?
・土着生物はどうなった?
実は見逃しただけで、ちゃんと説明があったのかもしれない。

ジャンプ的なSFアクションも嫌いではないが、たまにはこういう複雑なSFも良い。

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