「フィクション」カテゴリーアーカイブ

デイ・ウォッチ

デイ・ウォッチ世界に潜む光の勢力と闇の勢力の戦いを描く、ロシアのダークファンタジーである。
それぞれの勢力は、相手側が規則に違反しないように監視している。
光側の監視組織が「ナイトウォッチ」、闇のそれが「ディウォッチ」である。
前作「ナイトウォッチ」は光の側の視点で描かれていたが、本作は闇側の視点である。
続きを読む デイ・ウォッチ

ベルガリアード物語

予言の守護者 - ベルガリアード物語〈1〉 (ハヤカワ文庫FT)農園で平凡な日々を送っていたガリアン少年は、奪われた伝説の珠を邪神に渡さないために、伝説の老人や美しい魔法使い、軽業師のスパイ、熊に変身する熊たちと困難な冒険に旅立つ。
剣と魔法のファンタジーの王道を行くファンタジーシリーズである。
続きを読む ベルガリアード物語

千里眼シンガポール・フライヤー

千里眼シンガポール・フライヤー 上 (角川文庫 ま 26-109)前巻での事件の影響で、今回の美由紀はかなり弱気である。
自らが精神病患者となってしまい、症状に苦しんでいる。
万能のスーパーウーマンであった美由紀に、初めて本格的な弱点が出来たので、むしろ人間味が増し、感情移入し易くなった。
続きを読む 千里眼シンガポール・フライヤー

ブルータワー

ブルータワー (文春文庫)脳のガンに侵されて余命わずかな中年のサラリーマンである主人公は、激しい頭痛に襲われ、気がつくと200年後の世界に居た。
200年後の世界では、インフルエンザを改造した細菌兵器により、人類は絶滅の危機に瀕していた。
タワーと呼ばれる高さ2キロの高層住宅の中にだけ文明は保存され、その中でも住む高さにより、厳格な階級差別が行われており、階級間の闘争が激化していた。
主人公は、世界を救うために戦うことになる。
続きを読む ブルータワー