京極夏彦を読むのは何年振りだろう。
かつては、「京極堂シリーズ」を楽しく読んだものだ。
ミステリーとしては無茶だったが、妖怪小説として、ページの大部分を占めるウンチクを含めて、面白かった。
本シリーズは、その京極堂の妹が主人公である。
兄たちにくらべると、どうしても派手さに欠ける。
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「ミステリー」タグアーカイブ
ガイコツと探偵をする方法
私の好きな、コメディタッチのミステリーである。
シングルマザーである主人公が仕事で実家に帰ったところ、殺人事件に巻き込まれる。
普通と違うのは、彼女の家には、動いて言葉を喋るガイコツが居ることだった。
彼女は、ガイコツと協力して事件の真相を究明する。
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アリス殺し
ファンタジーであり、ミステリーであり、SF的でもある不思議な小説だった。
何よりも「ふしぎの国のアリス」的無意味な会話がマシンガンのように繰り出されるのが嬉しい。
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スキン・コレクター
ジェフリー・ディヴァーで一番有名なのは、映画化もされた「ボーン・コレクター」だろう。
この「スキン・コレクター」は、題名からも分かる通り「ボーン・コレクター」に続く作品である。
20年の歳月を経て、「ボーン・コレクター」の悪夢が蘇る。
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カササギ殺人事件
多分、2018年度「このミス」海外部門1位になると思われる大人気のミステリー。
イギリスの片田舎でメイドが事故死した、さらに殺人事件が続いたため、クリスティのポワロを思わせる探偵が解決に乗り出す。
非常に古典的なミステリーであり、なぜこの作品がそれほど人気があるのか分からなかった。
下巻を読み始めるまでは・・・
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不思議の国の少女たち
「不思議の国のアリス」のアリスのように、違う世界を垣間見た子どもたちは、その後どうなったのだろうか?
そのような子どもたちが通う学校がある。
死者の国から帰ってきたナンシーは、同じような境遇の子供だけの寄宿制学校に入学する。
やっと正気を疑われずに死者の国の話ができるようになったが、恐ろしい事件に巻き込まれてしまう。
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六つの航跡
恒星間宇宙船の乗務員6人は、目が覚めると自分自身が死んでいることを発見した。
乗務員たちはクローンであり、先代のクローンが死んだので、肉体を合成し、意識が組み込まれたのだと思われる。
しかし、誰が、何のために6人を殺したのか全く分からない。
乗務員6人は、全員犯罪者であり、誰でも犯人となり得る。
かくして、宇宙船という密室を舞台にしたSFミステリーが幕を開ける。
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スカラムーシュ・ムーン
久しぶりの海堂 尊。
途中読んでいない作品があるのも原因だが、ちょっと目を離したすきに、「チーム・バチスタ」から始まった桜宮サーガは、とんでもないことになっていた。
メインの舞台が大阪なので、もはや「桜宮サーガ」とも言えない。
普通とは違う意味で、SFだった。
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そしてミランダを殺す
空港のバーで隣に座った女に、妻の浮気の話をする。
二度と会うはずもないので、憎い妻を殺したいと告白する。
すると、彼女は妻の殺害計画への協力を申し出てきた。
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限界点
ディーヴァーのノンシリーズである。
リンカーン・ライム達が登場しないので、キャラ的に地味な感じは否めない。
緻密な書き込みと読者を裏切る展開は健在である。
ラストにシリーズ化されなかった原因であろうと思われる秘密が明らかになる。
このような裏切り方もあるのか、と感心させられる。
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