セル

セル〈上〉 (新潮文庫)事前の情報では、日本語版は「携帯ゾンビ」というタイトルになるはずだったが、実現されなかったようだ。
残念。

携帯電話を使った人がゾンビになる、というおバカなアイディア。
冒頭の献辞は、ロメロとリチャード・マシンに捧げられている。
これは、嫌が上でも期待が盛り上がる。

予想を裏切り、コテコテのゾンビ小説ではなかった。
むしろ、逆「地球最後の男」と言える。
ゾンビと化した「携帯人」達は、昼間のみ活動し、主人公達は夜間に攻撃をする。
携帯人達は、テレパシーを使い、後半は空中浮遊さえしてみせる。
ゾンビというより、宇宙人による地球侵略のイメージである。

まあ、結論から言うと面白くなかった。
いくら何でも、人間の脳をコンピュータと同様の仕組みと考え、OSを通信でインストールするのは無茶だろう。
大丈夫か、キング!?

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