魍魎の匣[映画版]

魍魎の匣 スタンダード・エディション [DVD]観終わった後の感想は、「こんな話だったっけ?」だった。
かなり昔に読んだのでよくは覚えていないが、ポイントがかなり違っているような気がする。
映画では最後だった匣の中の少女は、小説では冒頭で、すべての始まりだった気がする。

小説のキャレクターが強烈過ぎるせいもあって、京極堂を始めとしてキャスティングはやや難がある。

映像的には、原作と違った意味で雰囲気があってよかった。
戦後の日本の風景を描くのに、中国でロケをするのは面白いアイディアだ。
リーズナブルだし、ミスマッチが幻想的な雰囲気を生んでいる。

ラスト近くの頭だけになってしまった殺人鬼は、実写で観ると、ドクタースランプのドクターマシリトみたいで、ギャグにしかならない。
それに比べて、手足を切断された少女たちはグロテスクだ。
これこそ子供に見せるべきではないと思うのだが・・・

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