夢の守り人

夢の守り人 (新潮文庫)「精霊の守り人」シリーズ第3弾である。
地味だった前作と違って、チャグムやシュガなど1作目からのメンバーがフル出演で、それだけでも嬉しい。
特に、帝と張り合う政治家に育ちつつあるチャグムは、今後が楽しみである。

今回は、呪術師たちのドラマであった。
大呪術師トロガイの若かりし頃の話や、タンダがトロイガの弟子になったエピソードなども語られている。
また、”花”に取り込まれて獣と化したタンダとバルサの死闘も見られる。

特に目新しいアイディアがあるわけでも、スケールが壮大なわけでもないが、とてもしっかりしており、安心して楽しめるファンタジーである。
ハードカバー版はかなりの巻数が出版されているはずなので、早く文庫にして欲しいものだ。

[amazonjs asin=”410130274X” locale=”JP” title=”夢の守り人 (新潮文庫)”]

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です