インターネットを使ったリストマーケティングの手法が、ていねいに説明されている。
「リストマーケティング」というから、怪しい商売かと思ったら、至極まっとうな、王道ともいえる手法だった。
本書では、以下の集客システムを解説している。
- あなたの商品に興味がある見込み客を探す
- リスト取りページに誘導する
- 特典を配布してリストを集める
- リストにセールスメールを送信する
- 商品購入
- 購入者にフォローメールを送信する
- 商品の販売に協力してもらう
ターゲットの設定はマーケティングの基本である。
しかし、本書で推薦しているように「ターゲット像を一人になるまで絞り込んでいくこと」までは、なかなか出来ていないのが現実だと思う。
ターゲットとする人が目の前にいるようにイメージしないと、説明文を書くのは難しい。
「どんな人が買うのか?」ではなく、「誰に使ってもらいたいか?」という視点も良い。
見込みユーザを探す方法として、メールマガジンやSNSは一般的だが、「お悩み解決サイト」は盲点だった。
試行錯誤の結果得られたノウハウという感じがする。
Webブラウジングはウィンドショッピングと同じで、その時に購買行動を起こさなければ、2度とそのサイトを訪れない可能性が高い。
顧客に購買を決定される方法として、限定期間・限定数量・限定価格が有効なようだ。
そう言えば、この頃は限定をうたっているサイトをよく見る。
確かに、世の中には「限定」に弱い人が多い。
購入行動の基本プロセスである「なんとなく気になっている→興味が湧いてくる→質問する→納得する→購入する」をカバーするようにステップメールを構成し、極力自動化する方法は、とても論理的でスマートだ。
ネット販売を真剣に考える時には、参考にしたい方法である。
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