ブライアン・デ・パルマ初期の傑作。
ホラー映画でもあり、泣かせる青春映画でもある。
音楽も素晴らしい。
英語字幕で映画を観ると、ヒアリング能力が上がると本で読んだので、早速実験してみた。
まずは、往年の名作「キャリー」である。
これなら、セリフもほぼ頭に入っている。
今更ながら良く出来ている。
いじめられっ子のキャリーは、実は超能力者だった。
クラスメートの計らいで卒業プラムに参加し、仲間にも受け入れられ、キャリーは幸せの絶頂だった。
しかし、悪ガキの悪戯で、豚の血を浴びせられてしまう。
キャリーの超能力は暴走し、惨劇が起こる。
社会復帰していくキャリーの姿が痛々しく、何度観ても、今度こそハッピーエンドにならないものか、と思ってしまう。
宗教狂いの母親との絡みはかなり暗いが、クラスメートはそれぞれ個性的で、映画全体のトーンは途中まで軽快である。
観直して感じたのだが、音楽が良く出来ている。
ミュージカルかと思うほど、ストーリーと音楽がマッチしている。
それに、ピノ・ドナッジオの音楽も美しい。
実年齢の半分以下の役を演じたシシー・スペイセクは流石である。
それ以外にも、この後ブレイクするウィリアム・カット 、ジョン・トラヴォルタ 、エイミー・アーヴィング、ナンシー・アレンなども出演している。
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