前から興味があったので、図書館でサワリだけ読もうと思ったら、そのまま2時間かけて1冊読み切ってしまった。
突然恐ろしい食欲に襲われて、親が止めるのもきかず妹の分まで奪って食べ続け、身体が変形し、そのまま失踪する少年の話から物語はスタートする。
分けも分からずゴミの山に引き寄せられた少年は、虫のように両手両足を使って素早く歩く双子の少女と出会う。
そして物語は、恐ろしい敵との闘いに向けて爆走する。
ハリーポッターやナルニアとは全く質の異なるファンタジーである。
グロテクスで魅力的なイメージに溢れ、恐怖に直面した主人公達の勇気が試される。
後半は、ついに現れた惑星規模の敵と壮大な戦闘を繰り広げる。
そして、ラストは「幼年期の終わり」を思わせるスケールの大きさである。
久しぶりにいいものを掘り当てた。
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