韓国製怪獣映画。
環境汚染によって生まれた怪獣が少女をさらい、それを家族が助け出す物語である。
怪獣よりも、人間が怖い話だった
お昼の公園で、人間の3倍くらいの大きさの怪獣が暴れまわる姿が新鮮だった。
また、この怪獣が良くできている。
橋から水へダイブする姿や、尻尾を使って橋の下を高速移動する動きも、とてもリアルである。
中学生の女の子を助けるために戦うのは、ダメダメなお父さんと、職人気質のお爺さん、活動家崩れっぽい叔父さんに、アーチェリーの銅メダリストの叔母さん(叔母さんと言っても、かなり若そうだが)。
彼らが怪物と戦うシーンより、韓国政府当局から逃げていたイメージが強い。
怪物がウィルスに感染しているという情報を元に、接触した家族は隔離され、娘が生きているという情報も信じて貰えない。
指名手配になった家族は、個別に行動して娘を探す。
泣かせる展開である。
アメリカの陰謀や韓国政府の役人気質など、現代韓国の問題点を風刺しているのかもしれない。
韓国ドラマは、ベターっとした撮影が嫌いだが、映画はちゃんとしている。
ハリウッド映画と違う泥臭さがあって、結構面白い。
[amazonjs asin=”B000JJ5G06″ locale=”JP” title=”グエムル-漢江の怪物- スタンダード・エディション DVD”]