雨がふってもよろこぼう!

雨がふってもよろこぼう!~人生が良い方向に向かう!心を鍛える25の習慣~いかにして怒らず、イライラしないか。
その処世訓をまとめた本である。
大切な命と時間を無駄にしないために、ネガティブな感情はコントロールしよう、というのがベースの考え方である。

私は、どちらかというと怒らず、イライラしない方なので、この本が完全にフィットするわけではなかった。
でも、面白い考え方や、なるほどと思わせる言葉、日常生活のヒントはいくつもあった。

人は結果から学ぶことはありません。人はプロセスからのみ学ぶ生き物なのです。

聞いた事のある3人のレンガ職人の話が引用されていた。
完成まで100年かかると言われる修道院の建設現場で、3人のレンガ職人に「あなたは何をしているのですか?」と質問した。
1人目は「見ればわかるでしょ。レンガを積んでいるんですよ。こんな仕事はもうこりごりだ」と答えた。
2人目は「レンガを積んで壁をつくっています。この仕事は大変ですが、賃金が良いのでここで働いています」と答えた。
3人目は「私は修道院をつくるためにレンガを積んでいます。この修道院は多くの信者の心のより所となるでしょう。私はこの仕事に就けて幸せです」と答えた。
ここまでは知っていたが、10年後の後日談があったようだ。
1人目は文句を言いながら、同じようにレンガを積んでいる。
2人目は賃金は高いが、危険な屋根の上の仕事についた。
3人目は現場監督として施行をまかされ、多くの職人を育てた。
その後、修道院に彼の名前が付けられる。

「腹が立ったり、不満が出てきたりするのは、仕方がありません。思ってしまうのだから、自分にも止められない。でも、口に出すか出さないかは、自分で決められます。そこに一線を画した方が、自分をコントロールできるような気がします」松井秀喜

「何を言ってるんですか? そもそも人を動かそうと考えること自体がチャンチャラおかしいですよ。上司というのは、部下が動こうとする環境をつくることが大切なんです」あるセミナーの講師

「落ち込む」「落ち込まない」という選択肢があって、自分が「落ち込む」を選んだ人が落ち込む。「落ち込まない」を選んだ人は落ち込まない。

目標を決め、やり遂げるという達成感を味わいたいならば、できるだけ低い目標を立てる。
「脱いだ靴を揃える」「新聞を読んだら元に戻す」など。
つまり、いきなり大きな習慣を身につけようと思わず、小さな習慣を身につけることからはじめることが大切。

ささいなことで自分をほめる。

自分が気持ちよくなる過ごし方を知っておく

身近な人にいいところを50あげてもらう

意に添わないことが起こった時、「これはちょうどいい」と言ってみる。

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