「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?」で有名な山田真哉の本である。
今回は、数字が持つ力について解説している。
実は、この本は、上下2巻構成になっている。
上巻である本書では、いかにうまく数字を使うかが説明されている。
「数字を使うのがうまい人は、数字を記号としてみるのではなく、言葉のひとつとして、表現のひとつとして、積極的に使っている」らしい。
これには、いくつかのシンプルな方法がある。
「数字に他の意味を持たせる技法」としては、
・決めつけ
・常識破り
・ざっくり
がある。
また、言い換えや割り算、単位変換などで「数字」をいじくりまわして、違うイメージを与えることも出来る。
(詳細は本書参照のこと)
ちなみに、各章では内容に沿ったクイズが出題される。
前半の数字に関するクイズは全問正解だったが、後半の会計に関するクイズは成績が悪かった。
会計の基本は、感情に流されず、冷静に勘定することらしい。
決算書の見方として、「異常値であるババを探せ!」や「比較が基本」も面白かった。
[amazonjs asin=”4334034004″ locale=”JP” title=”食い逃げされてもバイトは雇うな 禁じられた数字 〈上〉 (光文社新書)”]